以前もここで触れたテレビ朝日のFBI超能力捜査官が我が国の

未解決事件を解決するという趣向の特別番組が事件の被害者の

人権を侵害しているとして放送倫理の面でやり玉にあげられた。

以前触れた番組はある小学校区の住民を漠然と不安にさせたという

ものであったが、今回は人権侵害を訴える特定の被害者がいる以上

テレビ朝日と放送関係者、製作会社は放送倫理の問題と真剣に

向き合って欲しいと思う。

特にテレビ朝日は視聴率の低迷が囁かれる羽鳥慎一モーニングショーでも

羽鳥とコメンテーターの長嶋一茂がやらせで喧嘩しているように

報道されたばかりであり、こうした放送倫理に関係する

良くない話題が続いたことを重く受け止め、

過度な視聴率主義に走っていないか自問自答して欲しいと思う。

こういう視聴率主義に対する批判を展開すると、放送局側は

視聴者が見たい番組を作っているんだと反論することがある。

こうした反論が正しいかどうかはともかく、我々視聴者も、

冒頭のFBIの捜査官や、北朝鮮による拉致事件の証言者として

メディアに登場した北朝鮮の脱北者や工作員という

肩書きに必要以上に踊らされていないか自戒すべきと思う。

FBIとか捜査官と言われると、科学的で正論を言いそうな

印象を受けるけれど、彼らがやっていることは

我が国でメンタリストとかエスパーと呼ばれる人間と五十歩百歩だし、

北朝鮮の脱北者にしてもほんとうに横田めぐみさんら

拉致被害者と彼の国で会ったのか、金日成、金正日総書記を

筆頭とする朝鮮労働党の幹部や朝鮮人民軍の関係者から

確証高い拉致問題に関わる話を見聞きしたのかと

疑問視する報道もあったのだから。